以前からパキラやポトス、ピレアなどの観葉植物が好きで育てています。どうせ植物を育てるなら、食べられるものも育てたいと思い、今年の夏は野菜の育成に挑戦しています。
ミニトマトとバジルを育てているのですが、我が家はマンションなので、ベランダで実施中。
目次
ミニトマトの元気がないと思ったらハダニがついていました
ミニトマトはだんだん実もつけ始めて、順調に成長していたのですが、ここ数日なんとなく葉が萎えていて元気が無いなと思っていました。
今朝なんとなく葉の裏が目に付き、よくよく見ると小さな黒い粒粒が見えるじゃないですか。気になって近くで見てみると、明らかに何かついています。
慌てて他の葉も見てみると、いろんな葉の裏についていました。表側もよく見ると、色素が抜けています。
これは恐らくハダニで、それなりに被害が広がってる様子です。
こんなになるまで気づかなくてごめんよ~。
ここまで被害が広がったことがなく、どうやって駆除・対策しようかとハダニについて調べてみました。
ハダニとはどんな生き物?
ハダニの生態
英語ではSpider miteと言われる虫で、「ダニ」と付きますが蜘蛛の仲間です。実際糸を吐き、繁殖ができそうな場所では糸で巣のようなものを作ります。大きさは0.3~0.8mmと小さいです。
交尾なしで雄の個体を増やしていくことができるので、あっと言う間に増えるのが特徴で、一度植物につくと根絶が難しいようです。
高温で乾燥した環境を好むため、梅雨が開けた頃には特にハダニによる被害に注意する必要があります。
どこからやってくるのか?
蜘蛛と同じように、糸を利用して風で飛んできます。
そのため近くにハダニのついた植物があると移ってしまうので、ハダニが発生した鉢は物理的に離しておく必要があります。
ハダニがつきやすい環境
ハダニは様々な植物につきます。
特にマンションのベランダは直射日光で高温になりやすく、雨も入ってきにくいため、ハダニにとって繁殖しやすい環境です。
庭での菜園と比べて水を大量に撒くこともできないので、ベランダの場合は早めに駆除できるように一層注意が必要です。
ハダニによる被害
ハダニは、ついた植物の葉の裏に生息します。葉の裏に管を刺し栄養を吸い取ってしまいます。
そのため、ハダニがついた葉は色素が抜け、光合成ができなくなります。
被害が広がるとその植物全体の生育に影響が出始め、開花時期が遅れたり成長不良になったり、最悪の場合植物自体が枯れていってしまいます。
ハダニの駆除対策は?
一般的には以下の方法でハダニを駆除したり、予防したりするそうです。
葉水をして乾燥を防ぐ
ハダニは小さく、水を噴霧すると溺れてしまうため、退治できます。葉の表面にいくら噴霧しても意味がありません。彼らは裏面にいますので、裏面に丁寧に噴霧するように注意しましょう。
個人的には水の噴霧は、行うことで物理的に流したり飛ばしてしまうことができるので、それが対策になると思っているのですが、溺れさせてるんですね。
ただし、これだけですべての個体を駆除するのは難しく、彼らは繁殖力が高いですから、しばらくするとまた個体が増えてくるという、気休め的な対策と言えるようです。これだけだと長い戦いの覚悟が必要。
セロファンテープで葉の裏から物理的に取る
まだ数が少なく、取ってしまえば駆除できる状態であれば、セロファンテープやガムテープを使って物理的に駆除するのが良いようです。
数が多くなってしまってからだと、ちまちまセロファンテープで取っているとキリが無いので別の方法を探しましょう。
コーヒーや片栗粉など食品による対策
トマトなどの場合、最終的に食べるために育てている植物なので、食品で対策できるなら安心です。
コーヒーは一定の駆除効果があるようで、何日か続けるといなくなったという報告も見かけます。ただし、コーヒーなので周りが汚れたり、コーヒーの臭いでコバエが寄ってきたりと一長一短。
片栗粉はデンプン質によって虫の気門(人間で言う鼻の穴)を塞いで窒息させるというもののようです。葉がベタベタになってしまうのか難点ということで、これは真夏のベランダが大変なことになりそうですね(笑)
殺ダニ剤
結局、効果的に退治するには殺ダニ剤を使うのが良いようです。
対処的な方法では駆除が追いつかない状況であれば、この方法がてっとり早いですね。
ただし、薬品によって収穫の何日前までといった決まりや用法がありますので、購入時によく参照して使用するようにしましょう。
「レモンマートル」というアロマを試してみる
私のミニトマトにはどの方法を試したかと言うと、上に挙げた以外の方法を試しています。
奥さんがアロマに凝っているのを思い出し、虫よけなどもアロマオイルで作っているので何か利用できないかと考えました。
理論的にいえば、ハダニがつかない植物のエキスを利用すれば、ハダニ逃げていくはず、という謎理論を思いつき、そういった事例は無いかと調べてみたところ、『レモンマートル』という植物にハダニがつきにくいというブログを発見。
レモンマートルのオイルは、オーストラリアで薄めて食用に使うこともあるそうです。
早速レモンマートルの精油を希釈して、昼頃から夜までに3回噴霧してみました。
この時ある程度目に見える個体は吹き飛ばした状態ですが、翌日以降も噴霧してどうなったか、結果は以下の記事でまとめているので気になる方は参照してみてください。